アフィリエイトをするならば、1点気をつけなければいけない事があります。
それは「あなたから買う理由を明確にする」ことです。
アフィリエイトの競合は徐々に増えてきています。そのため、今後ますますこの「あなたから買う理由」がぼやけている人は見向きもされなくなってしまうでしょう。
では、「あなたから買う理由」とは何なのか、今回は自己のブランディングについて紹介していきます。
アフィリエイトは、とりあえず広告を貼っていればモノが売れます。しかし、それはたまたまあなたのブログに訪れた人が、たまたまその商品を買ったに過ぎません。
あなたから買う理由がなければ、あなたにまとまった収益が入ることはないのです。その「あなたから買う理由」を引き出すのが、他者とあなたを差別化すること・・・ブランディングです。
それがなければ、見込み客はどのWEBサイトで買おうが、あなたから買おうが別にどうでもいいのです。だから結局、たまたまあなたのブログに訪れた人が、たまたまその商品を買ったことによる収益しか得られません。
「ブランディング」と聞くと何か難しい印象を受けますよね。しかし、我々は知らず知らずのうちに自己をブランディングしながら生きています。
例えば、小学校の時に習い事を野球かバスケットか悩んだあげく、バスケットを選択した人は自分の背景にバスケットが刻まれます。大学進学か就職かを悩み、結局就職を選択した人は高卒という背景を背負います。
こうした「人と違う差」がブランディングにつながります。
もちろん、小学校にバスケットを習い、高卒の人なんかいくらでもいるでしょう。しかし、小学校にバスケットを習い、その時に骨折を経験し、その後もバスケットを継続して高校の部活もバスケット、高卒で建設会社に就職し、現在は建築関係の資格を3こもっている人と言ったら、かなり狭まります。
ん-、日本には1億人いるので、この条件に当てはまる人は100人くらいいるかもしれませんね・・・。しかし100/1億人ですので、この条件に当てはまる日本人は「100万人に1人」の人間だという事になります。
まあ、これだと「人生」という大きなカテゴリになり、アフィリエイトに生かすのはなかなか難しいと思います。
アフィリエイトに関するブログでバスケットのことを語ってもあまり意味がないですからね。やはり、アフィリエイトを紹介するブログであれば、読者が欲しい情報はアフィリエイトに関係することですので、あなたについて紹介する背景もそれに近いことであったり関係することである方がいいです。
と言うと、すぐにアフィリエイトで稼ぐことが出来た収入などを考えてしまうでしょう。
確かに、「半年で10万円を達成しました!」とか、「月収100万円以上稼いでいる私が・・・」とか収益を入れたうたい文句を入れ、実際にASPの収益確定画面を見せて自己紹介しているアフィリエイターは多いです。アフィリエイトをしている以上、こうした実績を持っている人に興味を引かれますよね。
このような背景を見せることは、確かに目を引くため効果的ですし、あなたを紹介する上で1つの軸となります。紹介出来るような実績が出来ればサラッとでも紹介しておくのも良いと思います。
しかし、収益における実績は見せる必要はありません。
実際このブログでは収益は紹介していませんし、今後紹介する気もありません。それでも、おそらくあなたが僕に抱く思いは「何となく稼いでそうだな・・・」という思いでしょう。
それは文章の長さや質、断定した自信を感じさせる口調、ブログ内の画像、ブログの作られ方などから想像しているのです。
実績を公開していてもブログの内容がしょぼいと、ガセ感がものすごく出ます。
実際に稼いでいたとしても、「ああ、長くは続かない一時だけ稼げているタイプの人か・・・」「嘘っぽいなあ」「被リンクだけ頑張ってるタイプのアフィリエイターか」という印象を強く与えます。
それに、収益を紹介しているようなアフィリエイターは、「3ヶ月で結果が出る」とか「1日たったの2時間で」とか「すぐに稼げる」などの安っぽい売り文句も併用していることが多いので信頼性はそんなにありません。こうしたありふれた表現に読者はもう飽き飽きしています。
結局のところ、アフィリエイターは自己のブログの内容に自分の全てが出てしまうので、どんなに収益を語ろうが、どんなにASPの画面を見せようが、それは確かな信頼の証にはなりません。
では、どうすれば良いのかというと、すでに2つヒントが出ていますね。
1つ目は、「読者が興味を抱きそうなあなたの背景」。
2つ目は、「質の高い文章」。
ブランディング手法1:「読者が興味を抱きそうなあなたの背景」
「読者が興味を抱きそうなあなたの背景」というのは、その分野に参入する初心者からしたら、そもそもその分野の経験がないため難しいと感じると思います。
例えば、アフィリエイトに関するブログを作成し、情報商材をアフィリエイトしていこうと思っている場合は、「なぜアフィリエイトをしようと思ったのか」という理由を紹介することは可能です。
- 会社をクビになったから一念発起して、貯金が尽きるまでやってやろうと思った。
- 社会がクソ過ぎる方向にむかっているから、自分で生きる稼ぎは自分でなんとかしないと・・・と思ったから会社勤めと併行して頑張っている。
- 会社勤めで精神が危なくなったから人と関わらないでお金を稼げる事を始めようと思った。
- インターネットで出来ることを増やそうと思った。
- 将来の夢のために貯金をしている。
この理由は、本当に人それぞれです。始めた人の数だけ、始めた理由があります。「何となく」だとしても良いのです。どうして「何となく」たどり着いたのかを紹介すればいいです。
このような「始めた理由」の他にも紹介出来る背景はたくさんあります。
例えば学生の頃に読書感想文で賞を取ったことがあるというのも良いでしょう。一般的にはマイナス要素である「高校を中退した」という要素でも、「高校で中退した僕でも出来た」とプラスの結果で締めくくれば、それは最初にマイナスに振れた分プラスの要素を大きく感じさせます。
そのため、もしもあなたが大学生や高校生の場合でも、学生であることは社会人よりも説得力に欠けると思うかもしれませんが、あなた次第で大きな武器にすることが可能です。
「自宅であなたのブログを大きなお金に変えよう!」
「19歳の大学生が、たった1つのブログを使って人々を納得する誰も思いつかない方法を発見しました。」
この2つの文章では、「大学生」の方に興味を持たないでしょうか。大学生なのに、誰も思いつかない方法を発見しただと?と思いますよね。このようにマイナスに振れてしまいそうな要素をあえて入れるのも読者の興味を引きます。
他には、「本を1万冊読んだ」とか、「教師という立場で人にものを教えていた」とか、「広告代理店で働いている」とか、「大学で心理学を専攻していた」とかはプラスの要素として紹介出来ます。
「通知表は1と2しかなかった」、「ワードプレスの知識0で始めた」、「パソコンに触ったことがなかった」、「パソコンの半角/全角キーを知らなくて壊れたかと思った」、「アフィリエイト歴1年以上なのに収益0だった」などはマイナス要素として紹介出来ます。
このように上げようと思えばけっこう上がります。
1度、自分が歩んできたことを箇条書きにし、差別化を図れるものをピックアップしてみると良いと思います。あなた以上にあなたらしい人はいないので、嘘偽りなく、誠実な文章であなた自身を紹介すればいいです。
そして、欲を言えば、先ほど記載したような「19歳の大学生が、たった1つのブログを使って人々を納得する誰も思いつかない方法を発見しました。」と言うようなヘッダー画像に載せることが出来るあなたを紹介する短いキャッチコピーを考案できればなおいいです。
あなたがどういう人が説明することでコンテンツの信頼性が上がります。このようなあなたの人物像が読者の興味の入り口であり、読者が親近感を覚えることでメルマガ登録やモノが買われやすい流れを生むことが出来るのです。
※美容のブログを作成しようと思っていれば、上記の「アフィリエイト」を「美容」に置き換えて考えて下さい。
ブランディング手法2:「質の高い文章」
質の高い文章というのは、一言ではなかなか言い表せませんので、詳しくは別の記事にて紹介しています。
しかし、結局のところ「丁寧に文章を書く」ということです。まずは読んでもらえないことには意味がありません。
書いた文章は何度も見直し、誤字脱税がないようにするのはもちろんのこと、細かく区切ることで読みやすい工夫をすることも大切です。
1つの文章がダラダラと長い場合、読者は要点をつかみずらくなってしまい、読んではいるモノの何を言っているのかがわからなくなり、最終的に読むのを辞めてしまいます。
こうした読みやすい文章の枠組みを作った上で、信頼性を上げるような文章を構成していきます。信頼性を上げるのは難しいようにも感じますが、実は文章の長さというのも1つの信頼性を上げる要素になり得ます。詳しくはこちら。
また、先ほどもちらっと触れましたが、「断定した自信を感じさせる口調」も効果的です。決してはったりや嘘を噛ますわけではなく・・・例えばあなたが授業中に先生に問題の答えを言うように促されたとします。その際に答えが分からない場合、自信がない様子で弱々しく「わかりません・・・」というのが普通です。
しかし、背筋を伸ばして足をまっすぐにして立ち上がり、「その答えが分からないことは確かです」と言い放つとどうでしょうか。答えが分からないことは共通しているのに、なぜかこの堂々としている人間に付いていきたいと思わないでしょうか。笑
これは、1つのユニークな例ですが、同じ事を言っているのに回りくどい言い方をして遠回りして遠回りした挙げ句、結論は「~だと思います」とかいう少々曖昧な締めくくりだと文章全体が自信のないような印象を与えてしまいます。それが信頼性を上げないことは言うまでもないでしょう。
そのため、先に結論を言うのも1つの手です。結論を先に持ってきた上で、後からそれについて説明をすることで読者は何が書いてあるのか理解するのが容易になり、補足をしていくことで読み進めていくことにより信頼性が上がっていきます。
他に重要なことは、全ての文章に対して理由を付けて説明するということです。何も根拠のない文章が単独であると説得力に欠けてしまいます。1つ1つきちんと理由や根拠を示していくという小さな小さな積み重ねが、最終的に大きな信頼を生みますし、それが他者とのコンテンツと差を付けてくれる要因となります。
あとは文献などを引用したり、有名人の言葉を引用するのもコンテンツの確かさを上げます。誰もが知っている有名人や、専門的な知識を有する専門家は「権威」があります。そのいった人の言っていることは無条件に受け入れられる傾向があるのです。
もちろん、このブログで僕が勧めている「Copyrighting Affiliate Program(コピーライティングアフィリエイトプログラム)」を読むことも質の高い文章を作成する近道です。196ページをかけて、プロのセールスライターが文章の書き方にのみ説明していますので、物販アフィリエイトなどのモノを売ろうとしているアフィリエイターだけではなく、アドセンスで稼ごうとしている人にとっても読者を引きつける文章を学ぶことが出来ます。
文章の添削サービスもあるので、そちらも活用することでより実践的な文章スキルを磨くことが出来ます。
質の高い文章は、それだけであなたをブランディングしてくれる要素です。面倒だから、しっかりとした文章を作る人が少ないためです。しかし、局のところアフィリエイターは文章と画像でしか自己を表現する手法がなく、中でも文章はコンテンツの9割以上を占めるため、文章スキルを磨きに磨くことには1ミリも損はありません。
お金を出す価値は十分にあります。
さて、「読者が興味を抱きそうなあなたの背景」と「質の高い文章」については分かりましたでしょうか。
あなたの背景は興味の入り口であり、質の高い文章は信頼性向上に大きく役立ちます。他者とあなたを区別する上で大きく役立ちます。この記事にて紹介したいブランディング要素はあと2つあります。
3つ目は、「価値のある情報」
4つ目は、「競合他者が言わないようなことをアピール」
ブランディング手法3:「価値のある情報」
「価値のある情報」と言うのも、なかなか難しく一筋縄ではいきません。
しかし、まずは「自分が提供する情報や知識」には価値があると思いこんで下さい。
自分が提供した情報は読者の為になると確信し、自分は愛されるべき人間であると信じ、熟練した専門家であり、とびきりのプレゼンターであると信じてください。
もしも美容グッズをアフィリエイトしているならば、自分は最高の美容グッズアフィリエイターだと信じて下さい。
もしも情報商材をアフィリエイトしているならば、自分は最高のアフィリエイターだと信じて下さい。
もちろん、価値のある情報を提供できるように探求することを忘れてはいけませんが、自信を持って情報を提供することは上記の質の高い文章にも繋がりますし、それが結果的に読んで良かったと思わせる文章にもなります。
さて、まずは自信を持つと言うことは分かったかと思いますが、実際的な「価値のある情報」とはどういったものでしょうか。
それは端的に言うと、「そこでしか得ることが出来ない情報」です。
アフィリエイターはとにかく記事を書かなければいけない生き物です。そのため、他のブログやWEBページを模倣することで楽をして記事を作成したくなってしまいます。その結果、コピペやどこにでもある情報を掲載した記事ができあがります。これは絶対的に「価値のある情報」になることはありません。
確かに全てを自分で書くのは大変です。あなたが読んでいるこの記事も、この時点で5434字を超え、ココまでに要している記事作成時間は2時間30分を超えました。
これを100記事、200記事続けていくのはまるで地獄のようです。笑
しかし、その先に待っているのは読者が満足して帰ってくれる「価値のあるブログ」であり、同時に「収益を生んでくれるブログ」です。
僕は過去にペナルティを3回受けたことがあります。Googleから「価値のないコンテンツだという診断を受け、検索外に飛ばされてしまったのです。
その経験から言えることは、Googleは以下の要素に対して「価値がない」とみなします。
- コピペをしたページは価値がない
- コピペをしていなかったとしても、他のWEBページに似通った内容のものが溢れているモノは価値がない
- 内容が薄く、確からしい根拠のない情報ばかり載せているモノは価値がない
これは、僕が経験上思うGoogleが下しているであろう「価値のない基準」です。この基準を満たすのは「価値のある情報である」ことの最低条件です。読者が実際に財布を開いて物を買おうと思うコンテンツは、さらに「価値のある情報」だと思えなければいけません。
読者が欲しがっている情報を、掘り下げて掘り下げて徹底的に情報を無償で提供しましょう。
それが信頼と収益を得る最短ルートです。
ブランディング手法4:「競合他者が言わないようなことをアピール」
ここまで書いてきたことを実践できていれば、「競合他者が言わないようなことをアピール」出来ていると思います。
しかし、1つ掘り下げて紹介しましょう。例えば、あなたの近くのピザ屋に電話してみてください。
そこでこのように質問します。
「今度、数十人集まってパーティを企画していて、その際におたくのピザを注文しようと思っているんだけど、友人は違うピザ屋が良いって聞かないんだ。友人を説得する材料が欲しいんだけど、あなたの店を選ぶべき理由を教えてくれないだろうか。」
しかし、返ってくる言葉こんな感じでしょう。しかもめんどくさそうにです。
「ええと、生地はパンのような厚みのある生地、もちもちした食感の生地、クリスピーのようなカリカリの生地の3種類から選べて、お店に取りに来たら安くなりますよ。」
これではその店から買う理由が何も無いのと一緒だとは思いませんか?
では、これくらい言われたら、「ああ、買おう・・・」と思わないでしょうか。
「トマトソースは収穫したばかりのフレッシュなトマトを煮詰め、何度も濾して濾して、冷凍や真空などの特殊な保存方法で鮮度を保ったままです。
チーズは北海道産のフレッシュなモッツァレラチーズを使用しており、なかなか千切れないくらいトロットロ。
そのモッツァレラチーズと相性の良いイベリコ豚。
これも北海道産のものを使用しており、トマトソースとトロトロのモッツァレラチーズとイベリコ豚が一気に口の中に入ってきたときには、明日の予定なんて吹っ飛んでしまいますよ。
あ、湯気が出るほど熱々でお届けしますので、火傷に気をつけてくださいね。」
これを実際にやってみた場合、どうせバイトの人が電話に出ると思いますので、前者のような回答しか得られないと思います。彼らは別に商品が売れることに固執する必要がありません。むしろ売れない方が仕事が減って楽なのです。
しかし、経営者はそこで客を捕まえること出来なければ明日はありません。必死に売り込んだ結果、後者のような説明になると思います。
アフィリエイターも前者まではいきませんが、さっと商品を紹介するような情報しか掲載していないページが多いです。大体はその商品の公式ページに則った情報ばかりです。
これで買おうと思う方が不思議でなりません。
これでは公式ページを見れば良くなってしまいます。あなたかた買う理由が1つもありません。たまたまあなたのページに訪れたあまり深く考えない人が商品を購入しているだけに過ぎません。完全に運です。売り込めていません。
この記事をここまで読んでいるあなたは、おそらくこのようなどこでもいそうなありふれたアフィリエイターになりたくないという思いを抱いていますね。
そうであるならば、公式サイトに書かれている商品情報をさらに掘り下げた情報を提供しなければいけません。マニアか!ってくらいその商品に対して惚れ込んで調査をおこなう必要があります。商品を実際に購入し、使ってみた感想を事細かに説明するのも良いでしょう。
公式サイトよりも公式サイトのような紹介ページを作成して良いのです。
こうして他者が掲載しないようなところまで深く掘り下げた情報を提示することが、あなたを唯一無二のアフィリエイターへ差別化を図ってくれるのです。
まとめ
僕はあなたをブランディング、他者と差別化を図る方法として以下の4つを紹介しました。
- 1つ目は、「読者が興味を抱きそうなあなたの背景」。
- 2つ目は、「質の高い文章」。
- 3つ目は、「価値のある情報」。
- 4つ目は、「競合他者が言わないようなことをアピール」。
これらの要素が、同業他社と明確にあなたを分け、あなたから買う理由を生み出してくれます。ブランディングが出来ていないアフィリエイターは非常に多いです。アフィリエイターが増えてきている今、こうした差別化による高い質のコンテンツ制作はチャンスが大きいです。
確かにめちゃくちゃ苦労はありますが、あなたが何を望むのかによって、その道を切り開くことは可能です。
自分と他者を明確に分けることはアフィリエイトでコピーライティングを実践して行くに当たって重要項目です。
さらに、売る相手と売るべきではない相手を明確に分けていく事も重要です。ターゲットを描けていないのに、モノを売ることが出来ると思いますか?
あなたのブランディングが出来たなら、次はターゲットを絞りましょう。
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