同じ分野の商品を比較している記事をよく見ると思います。
これはランキングなどの記事も同様です。
「このサイトでは、このアイテムを押していますよ」
ということを宣言し、サイトにおとずれた人に、こちらが意図した商品を購入させるためにも非常に重要な記事です。
多くの場合、サイトへの訪問者は「絶対に購入しよう」という熱い意気込みであなたのサイトにおとずれていません。
- 何となく、自分が抱えている悩みを解決できる方法はないのかなあ・・・
- 時間が空いてやることがないから適当にネットサーフィン・・・
- あの商品、欲しいんだけど、もっと安く変える方法はないのかなあ・・・
この中で最後の人はまだ購入の意思が固まっているほうですね。
既に明確な商品を頭に思い浮かべており、その商品を少しでも安く変える方法を探しています。
しかし、そこまで頭に思い描いていたとしても・・・
この情報は正しいのかなあ・・・
お、もっと安くて良さそうな商品あるじゃん!どれどれ・・・
あーネットサーフィンし過ぎて疲れたから寝よう・・・
こんな風になってしまい、結局購入に至らずダラダラと過ごしている人は実に多いです。
だからこそ、見込み客が抱えているであろう悩みを予測し、その商品が見込み客に与えるメリットを紹介してあげることが大切です。
そのサイトから逃がさずに、です。
あなたが書いた記事ですべての情報が得られたと思わせなければ、見込み客はダラダラと次から次にサイトを転々としてしまいます。
そこで有効なのが、当サイトやメルマガでも解説しているセールスライティング。
見込み客の購買心理を予測し、ダラダラとした中でも琴線に触れるような情報を与え、見込み客を購入者に変えてあげるのです。
こういう風に言うと、どこか情弱者からお金を搾取しているように聞こえてしまうかもしれません。
しかし、あなたが本気でほれ込んだ商品であれば、それは人に伝えたくなりますよね。
楽しいこと、嬉しいことがあった日は、恋人にこんな事があったと言いたくなるのと同じことです。
あなたが惚れこんだアイテムには、ほれ込んだ理由があるはずです。
だからこそ、商品選定のポイントとして「商品にほれ込めるかどうか」を上げている訳です。
詳しくはこちら→物販アフィリエイト商品選定のポイント7つ|商品に惚れ込んでますか?
商品を買おうか迷っている人や、その商品によって解決できる悩みを抱えている人は、絶対に買った方がいいのです。
将来抱えるかもしれない悩みを未然に防ぐためにも、絶対に買った方がいいのです。
僕は、将来老後の為に定年するまで貯蓄に焦るよりも、今自分が輝くために自分へ投資をすることがとても大切だと思っています。
自分へ投資をしてあげることで、自信を持つことができ、笑顔が増え、姿勢が伸び、日々が充実します。
人生、我慢がつきものですが、自分がやりたいこと、今欲しいものを我慢するのは、とても勿体のないことなのです。
だからこそ、僕は自信をもって自分が欲しいものや、やりたい事にお金を使いますし、それをあなたにも勧めます。
それくらいの思いでいなければ、アフィリエイトをしない方がいいと思います。
ただ、何となくアフィリエイトで商品を紹介していても売れません。
ほれ込み、その商品が見込み客に与えるメリットを、いくつかのテクニックを用いて魅力的、質の高い文章で見込み客に伝える。
これが見込み客の為になるのです。
だからこそ、あなたのサイトから次のサイトへネットサーフィンさせてはいけません。
信頼に足る情報を備え、その情報を補足説明する情報を備え、信頼感を与えるコンテンツを作りましょう。
そのために大きな力になってくれるのが「比較の記事」「ランキングの記事」です。
見込み客が安心して買うことができるように、最も安く買える方法を提示してあげ、他の似たような商品よりもどれだけお得であるのか、見込み客の悩みを解決できるのに最善である商品なのかを示してあげるのです。
見込み客はお金を損失する恐怖を抱えています。
その恐怖を払しょくして上げなければ、「購入」のボタンをクリックしてくれることはあり得ません。
そのため、「比較の記事」「ランキングの記事」をよく見かけるわけなのです。
多くのランキング記事の場合は、1位にあげた商品の場所に詳細を解説したリンクを張っておき、そちらに飛んでもらうことを意図しています。
そこで必要な情報を徹底的に与え、公式サイトへ誘導します。
比較の記事、これは重要です。
なぜなら、最後の決め手になる可能性が高いからです。
見込み客の購買心理として、その商品を買うに至る最後のピースを探している人は多いです。
絶対に損をしたくないからです。
だからその商品が自分に与えてくれるメリットを理解しても、他の似たような商品よりも良いのか、悪いのか。
それが背中を押してくれるのです。
アフィリエイト経験者ならわかる方も多いかもしれませんが、この比較の記事から実際に購入してくれる見込み客は多いです。
そのように重要な位置づけとなる比較記事。
今回は効果的に誘導しやすい比較記事の作り方を紹介します。
扱っている商品の分野や、見込み客が欲しがっている情報によっては、一概には言えませんが、心理的なテクニックを用いた比較方法です。
比較方法|ゴルディロックス効果
この効果は「ちょうどいい程度のもの」「心地がいい状態のもの」を選択するというものです。
たいていの方が経験があるかと思います。
例えば、あなたはフグ料理屋さんに行きました。
そこでは、3つのコースがありました。
- フグの刺身とお酒を楽しむ「梅コース」 価格:5500円
- フグの刺身とフグを利用したおつまみがついた「竹コース」 価格6500円
- フグの刺身とフグを利用したおつまみ、シメにはフグ茶漬けがついた「松コース」 価格:7500円
こうした3つの価格設定があるコースがある場合、2:5:3で真ん中の価格設定のコースを選択する傾向があります。
フグ料理屋さんではなく、もっと身近な・・・ファストフード店のポテト
これにもサイズが3種類ありますね。
スモール(S)、ミディアム(M)、ラージ(L)です。
サイズに迷った場合、真ん中のミディアムサイズを選択する人が多いのではないでしょうか。
この効果を利用し、あなたがほれ込んだ商品よりも低価格な劣化版と、あなたがほれ込んだ商品よりも高価格な優良版を用意するのです。
その上で、劣化版よりもはるかに良いということをその商品が持つ特徴を比較品らが説明し、
真ん中の商品でも、あなたの悩みを解決に導く効果は十分にある、優良版にお金を支払わなくても大丈夫だと説明するのです。
その説明の上で効果的な商品の特徴を重々知っている必要があります。
そのためにも、あなたが勧める商品にほれ込んで分析してください。
比較方法|一貫性の原理
一貫性の原理は、自分が買おうと決めているものに対して、自分の中でどんどんその商品の価値が高まっていく心理原則です。
皆さんも経験ありますよね。
先日ウィンドウショッピングで見かけたジャケット。
似たようなジャケットは他にもあるのですが、なぜかあのジャケットが忘れられない。
次第にそのジャケットに対しての思いは強くなり、絶対に自分はそのジャケットでなければ納得がいかない気になっていきます。
そのジャケットによく似たものが、他の店で安く売られていたとしても、あなたはその気に入ったジャケットを買いに店へ赴くのです。
この心理を有効利用するには、商品説明のページにてその商品に対して気を向かせ、そこから比較記事、比較の部分に誘導することで効果的に利用することができます。
比較の記事や比較の部分にて、最後の背中を押してあげるのです。
気になって気になってしょうがないところに、この商品を買って損はない、あなたの選択は間違っていませんよ、と教えてあげるのです。
商品説明のページにて、売り込むためのライティングテクニックが必要になりますが、この流れは非常に効果的に商品購入へ誘導できます。
あなたのサイト内で見込み客の意思を決定させる1つの方法です。
比較方法|2つよりも3つの比較
アメリカの心理学者であるシュワルツによる実験では、2択と3択にまつわる興味深い結果が示されています。
それは、アンケートに答えてもらう代わりに被験者に渡す特典について。
まずは、2つの選択肢を提示しました。
A:「1.5ドルの現金」
B:「2ドルのペン」
これによって75%の被験者が選択したのはBでした。
価値を比較した結果、少しでも高価なものに心が揺らぐのは、まあ予測できることかもしれませんね。
シュワルツは、そこにもう1つの選択肢を増やしました。
A:「1.5ドルの現金」
B:「2ドルのペン」
C:「1ドルのペンを2個」
さあ、この結果・・・どうなると思いますか?
2ドルのペンよりも、1ドルのペンが2つあった方が何となくお得な感じがしますよね。
だって2倍使えるのですから!
しかし、結果は50%の人がAを選択したのです。
これらの結果が示すことは、2択の時に魅力的な選択肢であったとしても、類似した2つの選択肢を提示したうえで3択にした場合、1つだけある別の選択肢をチョイスする傾向が生まれるということです。
似たような選択肢を考えるのが面倒なのか、2つあることで魅力を失うのか、人の心理というのは面白いものです。
これはこれで、利用できるテクニックです。
しかし、この方法を逆手に取った比較の仕方も効果的です。
比較というのは、3択ある選択肢から1つを選ぶこととはちょっと違いますよね。
事細かな内容をそれぞれ出し、納得をさせることが必要です。
そのため、シュワルツが行ったように2つの類似した選択肢と、一風変わった選択肢を用意はするのですが・・・一風変わった選択肢はあえて明らかに劣勢のものを用意します。
そしてあなたが売り込みたいほれ込んだ商品とよく似た商品を1つピックアップします。
しかし、それはあなたが売り込みたい商品よりも、選ばない方がいい理由を明確に言える商品をピックアップします。
A:明らかに劣勢な一風変わった選択肢
B:あなたが売り込みたい商品
C:あなたが売り込みたい商品に類似しているけれど、少し劣勢な商品
Aは専門的な知識がなくても分かるくらい明確に劣勢であるため、見込み客の選択肢は除外されます。
CはBとよく似ているけれど、詳細を比較すると劣勢であるため、見込み客の選択肢は除外されます。
これは、先ほど紹介した「ゴルディロックス効果」が関わっていることが分るでしょうか。
明らかに劣勢である商品を比較する必要があるか・・・と思ってしまいますが、一風変わった違う角度からアプローチする商品と、よく似ていて詳細を比べないと良さの違いが判断出来ない商品を出すことで、見込み客は安心するのです。
ああ、やっぱりこの商品が1番良いんだな、と思うのです。
いかがでしたでしょうか。
ここで上げたテクニックは例外ももちろんあります。
慎重な人には、たくさんの選択肢と比較してあげた方がいい場合もあります。
ありとあらゆる商品を1つの表にしてまとめて上げることで、購入の意思が固まる人は当然いるでしょう。
現代は情報であふれています。
そのため、すべてを知るのは大変だし、調べれば調べるほど何が本当なのかわからなくなってくるため、1つのページで多くの商品と比較してあげるのは効果的だと言えるでしょう。
もちろん、それも比較の1つの手法としてはありです。
しかし、情報であふれているからこそ、必要最小限の3つのアイテムを比較することで、見込み客を安心させて、より効果的に購入の意思を固めさせることが出来るとも言えます。
3という数字は、昔から人と不思議なつながりがあります。
「3拍子揃って」、「仏の顔も3度まで」、「3種の神器」、「3位一体」などことわざや風習の中には3が関わることが多いです。
3は割り切れない初めての複数です。
安定と調和を生み出す数字ともいわれ、なぜか人は3の数字に心がひかれるのです。
比較記事はとても多いですが、意外とここまで考え練られた記事はありません。
あなたも質の高い、こだわった記事を作るのであれば、是非活用してみてください。
読者を誘導するには、読者を巻き込むことも効果的です。こちらの記事も併せてご覧下さい。