あなたは学校の授業が嫌いでしたか?
嫌いな人は圧倒的に多いですよね。
だからって、あなたは決してバカなわけではありません。
その理由をお教えします。
こんにちは。ぱずーです。
実は、人は4つの学習タイプに分けられることをご存じですか?
その4つの学習タイプは、以下の4つです。
- なぜタイプ
- なにタイプ
- どうやってタイプ
- 現実タイプ
学習タイプと言うことは、脳にどうやったらその内容がインプットされやすいのか、ということです。
脳にインプットされて理解が出来ると、人は行動に移します。
しかし、理解が出来ないといつまでたっても行動に移すことはありません。
仕事やアルバイトする際、こんな経験はありませんか?
たとえばあなたが飲食店に勤めていたとします。
どんな環境に言ったとしても仕事を始めたばかりならば先輩に教えてもらうのが普通です。
「カレーを温めるときは冷蔵庫のタッパーにあるカレーを2つのフライパンに分けて温めて下さい。」
こう言われたら、その指示に従いますよね。疑問を感じながら。
しかし、こう言われたらどうでしょうか。
「カレーを温めるときは冷蔵庫のタッパーにあるカレーを2つのフライパンに分けて温めて下さい。2つに分けることで温める時間が短縮されます。」
こっちの方が遙かに記憶に残りやすいですし、わざわざ洗い物が増えるのにフライパン2つを使ってカレーを温める意味が理解できます。
実際に行動に移す際に、疑問がなくすんなりと行動に移ることが出来ます。
このように、その行動に伴う理由を求めるのは上記の学習タイプの中では「なぜタイプ」に分類されます。
続いて学校の勉強を例に出します。
1 + 1
がどうして「2」になるのか、それを理解できないと学習していくことは面白くありません。
コレは足し算ですから理解が容易ですが、かけ算、割り算、分数の足し算・・・なんて言う風にレベルが変わってくると途端に理解が遅れてしまう人が続出します。
実は学校の授業で良い成績を上げていた人は上記の学習タイプのうち「なにタイプ」です。
「なにタイプ」の人間は、1つの事象を証明する事実や、その背景、証拠などを理解したいと思うタイプです。理論や理屈にこだわるタイプとも言えます。
「なぜタイプ」とも非常に近しい学習タイプと言えますね。
学校の勉強では理論や理屈が証明されますので、それを受け入れやすいのが「なにタイプ」の特徴です。
だから学校の勉強が出来た人間はこの「なにタイプ」が多いと言われています。
学習タイプについて、少し理解が深まったでしょうか。
では、それぞれのタイプについてより掘り下げて、どのようなコピーに心が動かされやすいのかということを見ていきます。
学習タイプ|なぜタイプ
なぜタイプの人は結構多いと思います。
何をやるにしてもその理由を聞きたがる人は多いですよね。
そのため、先ほどのように仕事を教える際にはその仕事をなぜするのか、なぜそのタイミングで行なうのかという理由を添えて教えて上げると効果的です。
そうすることで教えられた方は記憶に残りやすく、再度教える手間が省けるどころか、すんなりと理解して行動してくれます。
しかし、なぜこの仕事をやらなければいけないんだろう・・・という疑問が頭に残っていると動きも鈍くなりますし、記憶の定着もしにくくなります。
このような経験は、多くの人が体験した事があるかと思います。
なぜタイプの人が欲しい情報は
「なぜそれをしなければいけないのか」
「それをすることでメリットはあるのか」
「それをしないことでデメリットはあるのか」
ということです。
そのため、あなたが紹介している商品を購入することで得られるメリットや、購入しないことで将来的にもたらされるであろうデメリットを示すことが効果的です。
コピーライティングでよく言う「ベネフィット」の提示ですね。
人は商品が欲しくてものを購入する訳ではありません。
商品を購入することで得られるメリット・・・つまりベネフィットが欲しくてものを購入します。
あなたが紹介している商品を購入するのはなぜなのか・・・それを教えて上げる事で理解し、行動に移す可能性が高まります。
学習タイプ|なにタイプ
なにタイプの人は先ほども紹介したように、とにかく優等生のタイプです。
クラスに数人はいましたよね、
とにかく理屈っぽく、理論を並べ立てなければ納得しないタイプです。
あれですね。
あの「俺お前に言っただろ!?」って追求したときに
「は?!いつ言ったの?!何時何分何秒、地球が何回回ったとき?」
って言い返してきてたヤツです。笑
小学生の頃、このフレーズ流行りませんでした?
なにタイプの人が欲しい情報は
「それを証明する事実はあるのか」
「その背景は一体何なのか」
ということです。
とにかく証拠や理論、数字やデータがなければ信じません。
そのため、出来るだけ多くの証拠を提示することで納得してくれます。
あなたが紹介している商品が謳ってる効果が本当にもたらされるものなのか、ということを徹底的に証拠を添えて表示します。
これには商品や企業が獲得している実績や賞を提示するのも効果的ですし、使用者の口コミを表示する事も効果的です。
コピーライティングを既に学んでいる人に取っては、「読者の信じない壁」を突破するために既に実施している方法ですね。それが「なにタイプ」の理屈を求める人には効果的だと言うことです。
とにかくあなたの意見ではなく、第3者が示す公平な証拠や証言、実績が高い効果を示すと言うことです。
あなたが紹介している商品によって得られるメリットは本当にもたらされるのか、信じられる事なのか・・・それを教えて上げる事で理解し、行動に移す可能性が高まります。
学習タイプ|どうやってタイプ
どうやってタイプは、具体的な方法やアプローチ法を知りたがるタイプです。
先ほど「カレーを温める」という例でなぜタイプについて説明しましたが、どうやってタイプでは理由は必要ありません。
「カレーを温めるときは冷蔵庫のタッパーにあるカレーを2つのフライパンに分けて温めて下さい。火は中火。ぐつぐつしてから5分くらい焦げないように混ぜて、十分に温まったら火を止めて下さい。」
というように、言わなくても自分で判断してもらいたい範囲まで詳しく「温める方法」を説明します。
そうすることでなにも不安を感じずに行動に移ってくれます。
今の例文のように「どうやってタイプ」が欲しい情報は
「それをするにはどうすればいいのか」
「具体的にどのような順序で行なえば良いのか」
ということです。
そのため、あなたが紹介する商品の具体的な使用手順を紹介することで納得してくれます。
あなたが紹介している商品はどのように使えば良いのか・・・それを教えて上げる事で理解し、行動に移す可能性が高まります。
学習タイプ|現実タイプ
現実タイプは、とにかくまずはやってみるタイプです。
実際に自分でやってみないと納得しないタイプの人間ですね。周囲を見渡すと結構当てはまる人が多いと思います。
あまり頭で考えることをしないので失敗も多いのですが、経験値は圧倒的に多いため、成功に近づくのも早いタイプだと言えます。
現実タイプが欲しい情報は唯1つ
「なぜ今すぐ行動する必要があるのか」
それだけです。
そのため、希少性や限定性によって「今すぐ」行動するべき理由を付けて上げる事で行動に移ってくれます。
あなたが紹介している商品を今すぐ手に入れる必要性がある・・・それを教えて上げる事で理解し、行動に移す可能性が高まります。
さて、4つの学習タイプを紹介してきました。
この4つの学習タイプのうち、どれか1つに絞ってコピーを書くべきなのでしょうか。
4つに分かれていると言うことは、それぞれに向けたセールスレターを書いた方が良いような気がしますよね。
ターゲットは絞った方が良い、とコピーライティングの業界では散々言われていますね。
しかし考えてもみて下さい。
この4つを見て、あなたに当てはまるものが思い浮かんだでしょうか?
予言をしましょう。笑
あなたに当てはまった学習タイプはおそらくどれか1つだけではありませんよね?
僕もそうです。
僕は「なぜタイプ」「なにタイプ」「どうやってタイプ」「現実タイプ」の4つ全てに当てはまります。
その割合は
- 「なぜタイプ」:50%
- 「なにタイプ」:20%
- 「どうやってタイプ」:10%
- 「現実タイプ」:10%
くらいです。
そう、つまり全ての要素をあなたの文章に詰め込んだ方が良いと言うことです。
セールスレターを書く際にはターゲットを絞ることは確かに重要です。それによって読み手が反応しやすい文章が書き上がるからです・
絞らずに大勢に見てもらっても、結局読み手が反応しない文章であれば意味がありません。
ピストルで1人1人狙い撃つように文章を仕上げていかなければいけません。
しかし、今回のように1人の人に全ての要素がある場合や、その商品を欲しがっているターゲット像と何ら結びつけることが出来ない場合は、全ての要素を入れておく方が良いです。
多くのセールスレターが全ての要素を詰め込んで・・・つまり先ほど紹介した4つの学習タイプの人がそれぞれ反応してしまうような要素を詰め込んでいます。
もう1度あらゆるセールスレターを読んで見てくださ。
必ずこの全ての要素が入っているはずです。
なぜならコピーライティングは人を納得させるための文章術だからです。
学習タイプは、人がどのように理解・納得するのかという経路を分別したものです。
だからこそ、人が理解しやすいような、納得しやすいような文章を書き上げるには、全ての要素を詰め込む必要があるのです。
人がどのような経路で理解し納得するのかが分かったならば、次は左脳と右脳について学んでいきましょう。
詳しくはこちらの記事をご覧下さい。
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