意気揚々とメルマガを始めたはいいものの、実際に書き始めてみると何を書いて良いのか分からない・・・。

そんなあなたに、是非参考にして欲しいSUCCESSフレームワークを紹介します。

文章を書き終えた後に文章をチェックするのにも役立つので、知っておいて損は無い情報です。

 

 

メルマガやセールスレターを書く際に、何か「型」のようなものがあれば楽に書けるのに・・・そう思いますよね。

その型となる1つの参考例がSUCCESSです。

この法則はプレゼンをする際のノウハウを集めたものなのですが、プレゼンにしてもセールスレターにしても、メルマガにしても、聞いている人や読んでいる人を退屈させず、注目を集め、最後まで読ませることは共通しています。

そのため、その恩恵にあずかりましょう。

コピーライティングを学ぶに当たって、読者の興味や関心を集めるために出来る事は、とにかく何でも使ってみるという覚悟・思いが必要です。

実際、何が高い反応を起こすのかはどんなに熟練したコピーライターでもセールスレターを出してみないと分からないからです。

結局何が正しくて、何が間違っているかを決めるのは読者自身です。

セールスレターを書く側としては、最善を尽くす以外方法がありません。だからこそ、プロのコピーライターはたくさんの情報を集め、その情報を整理し、何十時間もかけて書き上げたコピーを何度もチェックするのです。

その中で、確実にあなたの力になるのがSUCCESSフレームワークです。

SUCCESSフレームワークは6つの項目(Simple、Unexpected、Concrete、Credible、Emotional、Story)を詰め込んだテンプレートです。※最後のSはおまけのS。意味はありません。

 

 

SUCCESSフレームワーク|Simple:シンプル

シンプルは単純明快さです。

コピーライティングの世界には「3つ伝えることは1つも伝えないことと同じ」と言う言葉があります。

セールスレターは一般的に長い文章を書きます。長い文章は読者から信頼が寄せられます。長い文章には力があるのです。そのため、色んな意見がありますが僕はセールスレターは長い方が良いと考えています。

しかし、長い文章だとしてもそれはシンプルなものです。

色んな事を詰め込みすぎたごちゃごちゃなセールスレターでは伝えたいことが何1つも伝えられません。不要なものを徹底的に排除した上で長い文章が最も信頼を集めることが出来る文章です。

あなたが伝えたいことは何なのか。

それを明確に自分に落とし込むことで書くべき事がはっきりします。

単純明快、簡潔さを意識して文章を書いて下さい。

 

 

SUCCESSフレームワーク|Unexpected:意外性

意外性はコピーライティングにおいて、とても効果的な要素です。

「意外なもの」には多くの人が注目します。

例えば高齢者が多く過疎化が進む徳島県上勝町の「葉っぱビジネス」。

このビジネスは「ただ土へと返るだけの様々な葉っぱ」と、「時間と土地をもてあましていた高齢者」を「インターネットを介して結びつけたビジネス」です。

このビジネスに登録した高齢者は、自分の土地に生えている紅葉やいちょうなどの日本料理に添えられる葉っぱを収穫し、出荷します。

何の種類の葉っぱがどの程度の量必要なのかは専用のアプリによって表示され、随時可能な人が入札をかける事で効率よく仕事が回っています。

このビジネスには3つの意外性があります。

まずは、放って置いたら土へ返るだけの葉っぱを利用して、過疎地域に莫大な経済効果をもたらしたこと。

次に、もはや定年を迎え老後の生活をしている高齢者がお金を稼ぐことが出来ると言うこと。

そして、高齢者にタブレット端末を配り、専用のアプリの使用方法を教え、それによって効率の良い仕事を提供していること。

僕は実際に現地に視察しに行ったことがありますが、高齢者がタブレット端末を使いこなしてビジネスをしている姿は異様な光景でした。

この葉っぱビジネスによって月に30万円以上も稼いでいる高齢者がばんばん出ているというのですから驚きです。

 

葉っぱビジネスにおける意外性は誰もが注目してしまうところだと思います。あなたも興味がわいたでしょう?

つまり、セールスレターやメルマガで意外性を出して興味を引くことはとても重要です。

それだけで読者は引きつけられ、最後まで読んでしまう場合もあるのですから。

 

 

SUCCESSフレームワーク|Concrete:具体性

具体的であると言うことは、記憶を呼び起こす際の手がかりとなります。

また、具体的であればあるほど読み手はイメージしやすくなります。

例えばこの2つの文章ではどうですか?

A:赤くて丸いリンゴ

B:真っ赤になったまん丸で、いかにも密が詰まっていそうな芳醇な香りが漂う、今にもはち切れそうなリンゴ

この2つの文章を読んでより想像がしやすいものはどちらでしょうか。

当然Bの文章です。このように修飾語などを活用してより鮮明に強く読者の記憶に残るような文章を心がけましょう。

 

また、数字は文章中で存在感があり、イメージしやすい記号です。その力を大いに利用しましょう。

例えば・・・

「このメルマガはたくさんの人に読まれています。」 → 「このメルマガは1万2790人に読まれています。」

「この商品は楽天レビューでも評価が高いです。」 → 「この商品は楽天レビューで平均4.21の評価を獲得しています。」

「読まない壁を壊す方法はたくさんあります。」 → 「読者の読まない壁を壊す8つの方法。」

このように数字で具体的に示すことにより頭にイメージがパッと浮かびます。イメージしやすい文章はストレスが少ない文章です。

つまり読み進めやすい文章ということです。

さらに、「~のポイントは3つあります。」と先に述べることで、「その3つとは何だ・・・?!」と興味を引きつけることも可能です。

読んでいてリズムが良く、鮮明にイメージできる「数字の力」。ヘッドラインにも使用できますし、文章中にも要所要所に盛り込みましょう。

SUCCESSフレームワーク|Credible:信頼性

コピーライティングは読者からいかに信頼を勝ち取る事が出来るか、というテクニックです。

コピーライティングはものを売るためのテクニックというイメージが強いですが、そうではありません。

もちろんコピーライティングを学ぶ目的はそうかもしれませんが、ものを売るためには信頼が無ければ売ることは出来ません。いや、売ることは出来ますね。正確には買ってくれる人がいないのです。

それと同様に信頼が無ければあなたの文章が読まれることはありません。

胡散臭い記事に最後まで付き合ってくれる心優しい読者なんていませんよね。あなたが読者側だったとしても、信じられない情報を並べ立てている記事を最後まで読むことはしないと思います。

僕は以前都市伝説サイトを運営していました。多くの都市伝説サイトがサラッとその内容だけを伝えて終わります。

「こういう都市伝説があります。こんな内容で、こんな画像が出回っています。信じるか信じないかはあなた次第。」

まあ、こういう内容でも都市伝説そのものにロマンがあるものならば読んでくれる人はいるでしょうが、そこにじゃあどのくらい信憑性があるのか・・・それを自分なりにでも調査してみた結果があればより面白くはないでしょうか。

僕が運営していた都市伝説サイトはそれを心がけていました。最終的には月に30万~50万ページビューを稼ぐようになったのですが、そこでペナルティを受けました。笑

Googleに相当目を付けられているな、と感じた一瞬でした。どうやら読者からの信頼を集めることは出来たのですが、Googleからの信頼を獲得するにはまだ足りなかったようです。笑

読者から信頼を得るための方法はこちらの記事で詳細を説明しています。

>天下無双のォ「読者の信じない壁」を超える7つの方法はこれだ

ここで紹介している7つの方法は

  • 自信をみせる
  • 全て理由を添える
  • 証拠を示す
  • 共感する
  • 繰り返す
  • 長い文章
  • 2面性:デメリットも示す

です。

自信のない人を「信じよう」とは思いませんし、理由や根拠のない文章を信じることは出来ません。

これらの方法を駆使して、少しでも信頼性のある文章を心がけましょう。

 

 

SUCCESSフレームワーク|Emotional:感情に訴えかける

感情に訴えかけるというのは、もしかしたら女性の方が得意な分野かもしれません。

得意・不得意の人がいると思いますが、これは意識をするだけで大きく変わります。

まずは、あなたが提供した情報によって読み手がワクワクするのか、不安に駆られるのか想像します。

感情の方向性がはっきりしたら、より具体的に情報を掘り下げられる部分はないか、より強くイメージに残る部分はどこかを分析し、その部分の描写をより詳細にしていくことで広げていきます。

それだけでも十分に読者の感情に訴えかけることが出来ます。

 

また、そのような記事全体の大まかな感情の方向性だけではなく、要所要所に感情を揺さぶるポイントを設けて読者の感情を揺さぶることも効果があります。

感情を揺さぶられることで興味や関心が増幅し、より集中して文章を読むことが出来るようになります。

 

 

SUCCESSフレームワーク|Story:物語性

ストーリー性がある文章は、記憶に残りやすく、読者を文章に引き込む力があります。

これは小説や物語性のある作品を読んだことがある人ならば誰でも理解できますね。物語性のあるものは大抵の場合、具体性があり感情に訴えかける事が出来るもの。

ストーリーは頭の中に鮮明にイメージを浮かばせます。

つまり物語性を組み込むことで上記の2つの項目はクリアできるかの可能性が高いと言えます。※もちろん意識をしないと組み込む事は出来ませんが・・・。

 

 

このSUCCESSを文章に組み込むことを意識することで、単純明快で意外性があり、具体的で信頼性があり、感情に訴えかける要素があり、全体にストーリー性がある文章を書き上げる事が出来ます。

必ずしもこれら全てが組み込まれている必要はありませんが、この要素はどれもあなたの文章にインパクトを与えます。

文章を書く時にSUCCESSを意識したり、自分のメルマガやセールスレターを読み直すときにこのSUCCESSを当てはめて読んでみて下さい。

このSUCCESSフレームワークは意識をしたり、文章をチェックしたりする際に役立つ手法ですが、もっと明確に商品を売る文章を書く際にテンプレートとなる型があります。

それが新PASONAの法則。

こちらの記事をご覧下さい。

>新PASONAの法則|セールスレターの型(テンプレート)手が止まる人必見