人の心をつかんで鷲掴みにする方法。
あなたはその方法が知りたくて知りたくてたまらないはずです。
そこで朗報。
使い方によっては読者の興味や関心を得られる方法があります。
それがギャップ法。
こんにちは、ぱずーです。
僕はプロフィールやヘッダー画像で記載しているようにGoogleからペナルティを受けたことがあります。
1回じゃないですよ。
3回もです。
いやあ、これにはさすがに心が折れそうになりました。
「あなたは検索エンジンに情報を公開する権限がありません。」
そう言われているような気がしました。
僕が作成しているコンテンツよりも明らかに質が悪いものはたくさんありりました。
しかし、僕だけ何度も何度もペナルティを受けていました。
くそが!!
そう思いましたね。笑
しかし、今ではGoogleさんに認められるほどの質の高いコンテンツを作成し続け、アフィリエイトで安定した収益を獲得しています。
3回もペナルティを受けたこの僕が、です。
さて、これが1種のギャップ法です。
いきなり話がかわってすみません。
3回もペナルティを受けた僕がいったいなぜ、どのように、安定した高い質を作り続けることができ、安定した収入を得ることが出来たのか・・・気になってしまいますよね。
これは「ペナルティ」というアフィリエイトで収益を上げることとは真逆の状態から
「ペナルティ」という安定した高い質のコンテンツ制作、安定した収益というこれまた真逆の状態を並べているからです。
このように対極になるものを並べられると人は心が揺さぶられます。
心が揺さぶられるということは読者の興味や関心を生みます。
そんな例が私たちの周りにはいくらでもあります。
例えば「美女と野獣」。
このタイトルはギャップ法を利用した最たる例だと思います。
普通は美女と野獣が結びつくことなんかあり得ませんよね。対極にある存在だと言ってもいいくらいです。
その2人が恋に落ちるストーリーだからこそ、人は感動し、涙するのです。
「電車男」もかなり近いストーリーだと思います。
普通のオタクがお金持ちで品が高く美人なエルメスたんと恋に落ちるというエピソードが人気を博し、大人気のコンテンツとなりました。
「電車男」の作品の場合は、作品誕生までの背景・・・具体的には2ちゃんのスレッドで不特定多数のオタクたちに相談を持ち掛け、それがサクセスストーリーになったという物語性があったからこそ人気にhが付いた側面もありますが。
また、ここで紹介した2作とは違うギャップ法を活用した作品としては「ビリギャル」が分かりやすい例ですね。
偏差値がクラスで最下位だったギャルが勉強を頑張って慶応大学に合格したというサクセスストーリーです。
非常にわかりやすいギャップ法です。
「魔法少女まどか☆マギカ」というアニメもギャップ法が用いられています。
アニメなので見たことがない人も多いかもしれませんが、激情版にもなり話題性は高い作品なので名前を聞いたことがある程度の人ならば多いかと思います。
「魔法少女まどか☆マギカ」は、「魔法少女」というファンタジー要素を前面に押し出したタイトルがつけられています。
実際に放送が開始されるまでのコマーシャルでは、少女たちののほほんとした日常を前面に押し出した宣伝が展開されていました。
絵も一風変わったとても可愛らしい絵柄だったので、多くの人が日常系のふんわりとした作品だったと思っていたでしょう。
しかし、始まったとたんにその印象は180度覆されます。
あの冒頭のシーン・・・今でも思い出すと鳥肌ですが「絶望」という2文字が頭によぎるすさまじい展開から話が開始します。そこに乗っかる音楽も重なり、地獄絵図のような印象を強く与えました。
まさにギャップ法。
「この作品は一体何なんだ!」と思わせることに大成功し、「魔法少女まどか☆マギカ」は伝説の作品となりました。
「ギャップ」と聞くと恋愛を連想する人も多いかと思います。
もちろん恋愛作品にも多数のギャップ法が用いられていますね。
主人公の女こ子が恋に落ちる男性・・・それはたいていの場合が意地悪な印象を与えるSっ気のある男性です。
「耳をすませば」の天沢聖司くんもそうです。
「恋空」のヒロもそうです。
数々の恋愛作品の中核を担う男の子が最初はSっ気のある意地悪キャラです。
僕は携帯小説として無料で読むことができた時から「恋空」のファンでしたが、この作品では心優しい「ユウ」とはくっつきませんでしたね。
まさにギャップ法の象徴的な作品だと思います。
コピーライティングにおけるギャップ法
たくさんの作品を例にあげました。
1つくらいは見たことがある、知っている作品があったのではないでしょうか。
そもそもギャップ法は物語には必ず利用されています。
日本では物語を作る時に「起承転結」が重要視されます。
この「転」こそ、まさにギャップです。
物語には必ず1度「落ち込むシーン」や「悩むシーン」「上手くいかないシーン」が組み込まれます。
「暗」のシーンですね。
そこからラストに向けて急激に「明」へとつながるため、見ている人は強く心が揺さぶられ、強い印象が残りますし、感動し涙を流します。
ということは、あなたが文章を書く時にもこのギャップ法を使い、読者の感情を揺さぶることが出来るということです。
人は感情でモノを買い、後から理屈で正当化します。
どうしても欲しいものを購入する場合、欲や勢いで購入する人がほとんどですよね。
そして買った後で「これは必要なものだったんだ」「買って正解だった」「快適な生活を送れているしやっぱり買ってよかった」「モチベーションが上がるあなあ・・・買ってよかった」とぐちぐちと正当化した経験は誰しもが抱いたことがあるでしょう。
そのため、感情を強く揺さぶるということは圧倒的に購入されやすい文章を作成できるということです。
では、いったいコピーライティングにギャップ法をどのように活用したら良いのでしょうか。
1つ、世界的に有名なコピーがあります。
「私がピアノの前に座るとみんなが笑いました。
でも弾き始めると━━」
このヘッドライン、続きが気になりませんか?
これはあるピアノ教室の広告に使用されたコピーです。後悔されてから50年以上も経過しているのにもかかわらず、未だに伝説のコピーとして語り継がれ、形を変えて利用されて続けている有名なコピーです。
ヘッドラインは読者の関心を強くひきつけ、先の文章を読ませることが最大の役割です。
このヘッドラインはわずかな文字数ですが、その役割を十分に果たしています。
このように、すべてを言いきらなくてもギャップを想像できるコピーでも効果的です。人には重要な部分を隠すことで先が気になる心理があるためです。
このヘッドラインでギャップとなっているのは「馬鹿にされた」ことと「驚きを与えた」ことだけではありません。
「静」と「動」もあります。
文章の中で、引き始めるざわざわとした環境と、引き始めた後のしんと静まり返った情景をくっきりと示しています。
このように一見してわからなかったとしても、ギャップ法は見た人の心に強く刻み込まれます。
この有名なコピーをそのまま他のの広告に活用してみましょう。
「以前は顔の脂を拭きたくてファミレスの紙ナプキンがすべてなくなっていました。
でもスキンケアを始めたら━━」
顔がテカってしまうことに悩んでいる人ならば分かると思います。ファミレスのような紙ナプキンがある場所に行くと、ついつい脂を拭いてしまいますよね。
「私がマイクの前に立つと友人はみな笑いころげました。
しかし私が英語で話し始めると━━」
英語を話せたらカッコいい・・・そんな印象を強く与えることが出来るコピーとなります。
このコピーを活用するだけではなく、ギャップ法はいろんな表現方法があります。
冒頭で僕が紹介した「全く異なった環境」を示すことも効果的です。
「僕は女性と積極的にコミュニケーションをすることが出来ません。
そんな僕が英語を話すことが出来るようになり会社で一目置かれるようになりました。
その結果、今の彼女ができたのです。」
英語と彼女は直結して結びつかないものですが、「英語を話せる事が周囲から関心を集める」というトリガーによって彼女という一見して結びつかない結果をもたらすことを示しています。
普通、モテるために英語を話せるようになろうとは思いませんが、こういったコピーを書くことで迷っている人の背中を最後に押す一手になるかもしれません。
反応を集めることが出来るか・・・は置いておいて、面白いコピーであり、読者が関心を寄せる可能性は大いにあるコピーだと言えます。
「社畜の鏡だった僕が1年で自由な時間と大きな収益を上げることが出来た理由」
「社畜の鏡」と「自由な時間」という対比が盛り込まれています。
また、あなたが扱っている商品の「悪い要素」「悪い口コミ」をあえて言うことも1つの方法です。
「男性用化粧品SKINには容器がチープで使いにくい・・・という悪い口コミが上がっています。
確かに使いずらいです。カバンに無造作に入れてしまうと中身がぶちまけてしまう可能性もありますし、手に取る時に必要以上の容量が出てしまう可能性もあります。
しかし、SKINほどコストパフォーマンスに優れたアイテムはありません。
そのコストパフォーマンスを維持しているのが圧倒的な成分と、このチープな容器なのです。
容器にこだわるのは中身にこだわるよりも簡単です。
そのため、SKINも容器にこだわることは出来ます。
では、なぜこだわらないのか。
少しでも低価格であなたに豪華な成分を届けるためです。
それにあなたはSKINがチープな容器であるということをすでに知っています。それならば、使用する際に注意すればいいだけの事なのです。
スキンケアには継続が重要な要素。
そのため、継続できるコストで手に入れることができるSKINはとても優秀な男性用化粧品と言えるのです。」
ちなみにSKINは存在しない商品です。
このように「悪い口コミ」を言った後で、それを正当化するようにその商品の良い部分を交えながら肯定することで、読者には強く「良い部分」が強調されて伝わります。
これがまさにギャップ法の効果。
ちょっとした工夫ですぐに活用することが出来る方法ですので、是非お試しください。
P.S
ソフトバンクの孫正義さんの名言には、こんなものがあります。
「髪の毛が後退しているのではない。私が前進しているのである。」
笑ってしまいますが、孫正義さんがものすごく前進しているという印象を与えますよね。
今では日本だけではなく世界を代表するような企業へと成長させた孫さんを、強く印象付けます。
こんなユニークな言い回しもギャップ法には有効的です。